NPO法人北海道鉄道文化保存会(清水道代理事長)レールカーニバル実行委員会では、恒例となったトロッコ(足漕ぎ軌道自転車)の乗車体験を、5月3日(水)〜7日(日)の5日間、小樽市内にある旧手宮線で開催している。
中央通りから道道小樽港稲穂線までの旧手宮線をトロッコに乗って走行。途中2ヵ所の踏切でスタッフが旗を持って通行の案内を行い、往復15分ほど体験を楽しめる。
最高気温22℃(14:30)で、今シーズン一番の暖かさとなった初日の3日は、国内外から大勢の観光客が小樽を訪れ、時折強風に見舞われながら、潮陵・桜陽高校生を含むスタッフ20名が協力してイベントを行った。
通常は4両の運行だが、1両増やして5両のトロッコがフル稼働。旧手宮線にはトロッコの走る音がコトコトと響き賑わった。
混雑を避けるために事前予約となっているが、開催を知った人々は、予約に空きがあればと、当日予約で乗車を楽しんでいた。
清水理事長は、「皆さんに支えられて開催を続け、コロナ前以上の乗車となり、嬉しい限り。中央通りを発着にして来年は10周年となる」と話した。
沿道の花壇には、同会により植栽した花々が咲き始め、桜も咲き、春の景色に包まれた旧手宮線をトロッコが賑やかに走行。発着駅では次の便を待つ乗客が集まっていた。
市内蘭島在住のゆうと君(4年)は、「めちゃくちゃ楽しかった。幼稚園の時に乗車して2回目。あっという間に着いてしまった。また乗りたい」と話し、母親は「風が気持ち良かった」と満足した様子だった。
乗車料金は、小学生以上500円・小学生未満は無料。5月5日(金)こどもの日は小学生以下は無料となる。ぜひこの機会に乗車体験を。
レールカーニバル in おたる 5月3日(水)〜7日(日)10:00〜16:00
予約専用電話:080−7270−3862(9:30〜17:00)
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