株式会社小樽観光振興公社(西條文雪代表取締役)は、4月22日(土)から小樽海上観光船「あおばと」と「かいよう」の運航開始に先立ち、18日(火)10:30から小樽海上観光船待合所(港町4・小樽市産業港湾部港湾室内)で、西條代表取締役と迫俊哉市長、来賓・関係者が出席し観光船運航安全祈願祭を執り行った。
代表者が玉櫛奉天を行い、小島萌子船長が水天宮・大小島平和宮司から安全祈願の札を受け取り、安全運航への意識を高めた。
迫市長は、「全点検に努め、今シーズンの無事故・無災害を心から祈念する。小樽観光が元の軌道に乗りつつある。
海上観光は天候に左右されがちだが、同社の皆さんは、欠航をできるだけ少なくするよう代替え航路を用意し、完全欠航率の減少に努めている。観光シーズンを迎え、多くの乗船客で賑わうことを心より願っている」と挨拶した。
西條代表は、「これから暖かくなり桜も咲き、観光客が戻ることを期待している。今週の土曜日から通常営業を開始する。今年はコロナも下火となり、インバウンドも戻り期待したい。
公社としては、来月5月10日から国際インフォメーションセンターのくい打ちも始まり、期待でいっぱい。市が進める第3号ふ頭の整備計画の一端を担うことができ嬉しく思う。港観光は小樽観光の顔となり、ラウンドマークとなる第一歩である。
大きなプロジェクトに関わり、新しい事業にチャレンジすることは、会社としても転換期を迎えている。今まで通り協力と支援をいただき、安全運航に留意し、小樽に来て良かったと思ってもらえるようつ努めたい」と述べた。
祈願祭終了後、観光船「あおばと」で、ガイドによる案内を聞きながら小樽港内を周遊した。
バリアフリーの観光船である同船は、4コースと赤岩航路も加わり、海上からの小樽の景色と海鳥とともに海と断崖の美しさを楽しめる。また、夕日を堪能するサンセットクルーズは、GW及び6月〜8月の土日祝日に運航する。
屋形船「かいよう」は、小樽港内を畳式の船内でゆったり遊覧でき、土日祝日限定で貸切も受け付け、1日3便運航している。
コロナ禍は乗車定員の制限があったが、今シーズンは、久しぶりに制限を解除しての運航となる。乗船料金が、燃料高騰により200円〜300円値上げとなったが、今シーズンは10月15日(日)までの運航する予定。
4月22日(土)の運航開始を記念して、おたるコンシェルジュと共に小樽市民無料体験乗船を予定。乗船には申込が必要。
◎関連記事