市立小樽美術館(色内1)1階の多目的・市民ギャラリーで2つの絵画展が、4月16日(日)まで開催された。
市民ギャラリーでは、小樽市老壮大学水彩画科で学ぶ会員15名の24点を展示する、第45回どんぐり会が4年ぶりに開催された。
同会は、三留市子氏が講師となり、日本赤十字社小樽市地区(緑1)で毎週木曜日と金曜日に水彩画を学んでいる。作品展を見た人などから入会希望が相次ぎ、新会員6名の入会が決まり、今年度は25名でスタートする。
教室での教材は、5月の節句・ハロウィンやクリスマス・正月・旬魚のホッケなど、季節の物が持ち込まれ、思い思いの角度から観察して描かれ作品が生まれている。
年2回は、小樽市の福祉バスを貸し切って写生会へ出かけている。今回の展示会では、小樽市総合博物館のアイアンホース号や写生会で描いた石狩灯台を出展。
竹中正孝代表は、「4年間、描き溜めた物の中から力作を選んで展示している。ぜひ会場でご覧いただきたい」と話していた。
◎関連記事
一方、多目的ギャラリーでは、第12回輪絵画会展が開催されて、今回は、桑原正憲代表を含む全会員9名の47点が展示されている。
鉛筆・色鉛筆・クレヨン・油彩・水彩など、素材は様々で、9名それぞれの持ち味を生かした作品が並んでいる。
同会は、コロナ禍であっても発表の場を休むことなく続け、それぞれが好きな物を好きな絵で描くを、モットーとして、小樽市産業会館(稲穂2)1階の杜の広場で、毎週火曜日に教室を開いている。
桑原代表は、豚などの生き物が得意で、今回は、親豚に子豚が群がる様子を詳しく観察して描いた中国の豚「金華豚」を出展。
桑原代表は、「ずっと豚を描いているが、小樽の人にも豚を見てもらいたい。会員の皆さんの作品はすごい。メキメキと上達し、一枚一枚が自分の力でそれぞれに違う作品になっている」と話していた。
◎関連記事