総務省消防庁が主催する2022(令和4)年度優良少年消防クラブ・指導者表彰において、桂岡少年(少女)消防クラブ(池田正代表)が、優良な少年消防クラブに贈られる消防庁長官賞を受賞した。
少年消防クラブは、少年少女が防火及び防災について学習するための組織で、防火パトロールや防火・防災に関する研究発表会などで活動している。
2022(令和4)年5月1日現在、クラブ数4,150でクラブ員は約39万人、指導者は約1万3千人。
この度の表彰では、北海道からは総務大臣賞1・消防庁長官賞2の3つの少年消防クラブが選ばれ、記録が残っている中で小樽市では初めてとなる。
4月13日(木)16:30から市役所(花園2)2階市長応接室で、池田代表と指導者の池田光恵さん・平方さん、クラブ員7名が出席して報告会が開かれた。
3月28日(火)13:30から東京で開催された表彰式に、池田代表とクラブ員3名が出席した様子や、日頃の活動の様子をスライドで紹介。
池田代表は、「同クラブは、2019(令和元)年に子どもが減って3名だけとなり、一度解散との声もあったが、3名を引き受け今年で4年目にして賞を受賞し、今後の活動の励みになる」と喜びを語った。
迫市長は、「北海道で3団体が選ばれたそのひとつとなり、一生懸命な活動に嬉しく思う。少子化ではあるが、この活動が広がり防火意識を醸成していければと思う。続けていくことは他のクラブの模範になる」と話した。
桂岡少年消防クラブは、現在、3・5・6年生の男9名・女10名の19名が会員で、街頭啓発活動や消火器の取扱いを学ぶ消火訓練、2班に分かれて町内を歩く防火パレード、消火栓の除雪、天神町の小樽市市民消防防災研修センターで要救助者を引き上げる救助体験、小樽市消防署銭函支署での放水訓練、消防署で生の消防士とのふれあい体験などの職場見学会を実施している。
女性防火クラブの池田光恵代表は、「女性防火クラブも一緒に活動し、子どもたち
の協力を得ていて強みだと思う。厳しい中にも頼もしく前向きに考えていく子どもが必要」と話した。
6年生の平方大晴リーダーは、「小学1年生の時に入部し、防火の大切さを知った。これからも火事に気を付けるようにPRしていきたい」と話した。
◎令和4年度優良少年消防クラブ・指導者表彰(フレンドシップ) 受賞クラブ及び指導者(PDF)