街に降りた秋!和光荘は秋一色!


 大正天皇が宿泊し、昭和天皇夫妻の宿泊所としても利用されたことで知られる、和光荘(潮見台2-4)は、大正モダンに溢れる豪邸で、見晴しの良い高台の下に、小樽市街が拡がっている。
 この和光荘には、手入れの行き届いた庭園があり、秋の紅葉の季節は、洋館に絡まるツタと日本庭園が見事な彩りを見せる。
 和光荘は、北の誉酒造の経営者野口家が自邸として、1922年(大正11年)に建てた木造3階建て一部鉄筋コンクリート造り。表のモダンな洋風の建物の裏手には、日本庭園に面し、堂々とした和風建築が並んでいる。
 台風18号の影響で、洋館の窓ガラスが割れ、屋根の銅版も一部剥離した。このため10月14日(木)も、工事の足場で囲まれているが、現在は約100万円かかった修復工事も終わり、足場を取外すだけになっている。
 日本庭園の紅葉は、例年ほど紅くは彩られていないものの、見事な秋色を演出している。
 市内の高台にある和光荘が、秋一色に包まれると、小樽の街は一挙に冷たい秋風を感じ、冬への歩みが進むことになる。