読書活動推進へ100万寄附 絵本・児童文学研究センター

 特定非営利活動法人絵本・児童文学研究センター(工藤左千夫理事長)から、小樽市の児童生徒の読書活動推進のためにと寄附の申し出があり、2月8日(水)11:30から市役所(花園2)2階市長応接室で贈呈式が行われた。

 

 同センターから50万円と工藤理事長から50万円の合計100万円が寄附され、市立小樽図書館の学校支援「スクールライブラリー便」の児童図書を充実させるために活用される。

 

 工藤理事長と外崎和枝事務局長が出席し、迫俊哉市長・林秀樹教育長・鈴木浩一館長が対応。工藤理事長から目録が渡され、市から感謝状が贈られた。

 

 迫市長は、「本市の教育行政に深い理解を示され、本市の読書活動の推進を目的として、スクールライブラリーの拡充のための寄附に感謝する。同センターには日頃からお世話になっている。図書館の蔵書拡充はかねてからの課題。市議会からの指摘もあり、司書も増員して読書環境を充実させたい」と期待した。

 

 工藤理事長は、「学校図書の充実のために活用してもらいたい。小学校中高学年は、本から受ける影響が大きく、先生にも本について学ぶきかっけになればと思う。3年ぐらい継続して寄附をしなけらば充実にはならない」と話した。

 

 林教育長は「大切に使わせていただく」と述べ、鈴木館長は「学校の先生も巻き込んで選書したい」と感謝した。

 

 同センターは、生後10か月の健診時に、小樽市から赤ちゃんに絵本を贈呈するブックスタート事業を2003(平成15)年から協力し、現在、絵本「いないないばあ」と「くだもの」を寄贈している。

 

 ◎絵本・児童文学研究センター(外部)

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