小樽市立手宮中央小学校(末広町13・古田優子校長)では、全学級のふるさと学習とPTA行事(坪井剛会長)を関連付け、3年ぶりとなる手宮地区伝統の冬の行事「雪まつり」を、2月10日(金)に開催決定した。
同校の雪まつりは、雪まつりルーツのひとつとなっている旧北手宮小学校伝統の雪まつりを統合後に引き継いだもの。
雪まつりを支えてきた北手宮小卒業生や当時のPTA、地域住民有志でつくる手宮中央小学校雪まつり保存会(田宮会長)が中心となって盛り上げようと、4日(土)と5日(日)で雪像づくりを行い、のべ45名が協力した。
除雪の際、同校グランドにロータリ除雪車が積み上げた雪山を活用し、生徒の意見から漫画シリーズ「ちいかわ」をモチーフにした滑り台付きの雪像を製作し、2020(令和2)年に製作したアナと雪の女王のオラフ雪像に続く大きさを目指した。
雪山を削って高さ3.5m・幅2.5mの塊を土台に水を含ませた雪で成型し、頂上から滑れるよう3基の滑り台を作った。結構なスピード感が味わえるため、低学年用に階段を付けて低い位置からでも滑れるよう安全性にも配慮した。
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田宮会長は、「3年間の中止で、雪まつりを知っている先生が移動になっている心配もあったが、小寺教頭は北手宮小学校に赴任中に、古田校長は手宮中央小学校での雪まつりを偶然にも経験していた」と話した。
天気にも恵まれ2日間で完成までこぎつけ、10日(金)開催の雪まつりは、5時間目に1〜3年生、6時間目に4〜6年生に分かれて雪遊びやオブジェ製作を実施する。
2部のPTA行事では雪像そり滑りや宝さがしゲームを行い、16:30から保護者同伴でスノーキャンドル点灯式を予定。田宮会長オリジナルの押し花入りのアイスプレート20個やPTA製作のスノーキャンドルで会場を灯す。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を懸念し一般公開はしない。
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