市立小樽美術館(色内1・苫名真館長)1階に、2月1日(水)にオープン予定の市立小樽美術館協力会(秋野治郎会長)が運営するミュージアムショップ「小さな旅JOURNEY WITH FRIENDS」の準備が整い、開店1週間前となる1月24日(火)、店内の様子を公開した。
同館収蔵作家や小樽にゆかりのあるアーティストの関連商品を取り扱うショップは、11名の作家の約200点の商品がセンス良くディスプレイされ、昨年11月26日に公開した様子とは見違えるほどで、作家や同館職員の思いが詰まっている。
販売スタッフにはボランティア30名が登録。開店へ向けて打ち合わせや包装などの練習を重ねている状況。
ほぼ毎日、店内の改装に協力していた洋画家の佐藤正行さんは、「剥離剤で床の塗装を取り除き、70年経過したナラ材を活かし壁も復元した。建物の要素を活かした、他にはない空間」と絶賛した。
金子誠治氏の妻・ミネさんの希望でもあったミュージアムショップをとの思いが叶い、同氏の作品は、キャンバス地に印刷したアートパネルやミニ額入りの絵など、このショップでしか入手できない商品を揃え、染織工芸家の寺岡和子氏は、ショップのために制作した“蒼い海”と題したテーブルセンターや、今の季節に合わせた真綿マフラー(シルク)も。
陳列棚として使用しているライティングビューローは、角磯ハブタイ屋で100年前に使用されていた調度品で、秋野会長が提供。会場の雰囲気に馴染んでいる。
阿部氏は絵葉書を寄贈し「小さいけど種を植え、楽しいことに大きく成長できれば」と話した。
日本画家のさとう綾子氏は、大胆な花をモチーフにしたクリアファイルなど、「Ame」シリーズでお馴染みの版画家・高野理栄子氏の作品はトートバッグやマスキングテープになって登場し、ファンには購入できる日が待ち遠しい。
2階に通じる階段も趣があり、内装もほぼ完成し、窓からは日本銀行旧小樽支店が臨め、作家と市民の交流拠点として活躍しそうだ。
ロゴを印刷した紙袋も用意され、オープン記念として、山本信彦前会長が用意した「小樽のタオル」を限定50名に配布する予定。
1日のオープニングセレモニーでは、10:00から秋野会長の挨拶、出品作家紹介、ボランティアリーダーの挨拶などを予定し、1日と4日(土)はカタログブックフェア、4日14:00からショップ前で、平間さと子さんによるミュージアムコンサートを開催する。
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