小樽市保健所は、市内でのインフルエンザの患者数が、昨年2022(令和4)年12月末から増加を続け、注意報レベルに達したため、改めて感染対策を徹底し注意するよう呼びかけている。
5定点医療機関からの患者数は、1月9日(月)〜15日(日)で前週の約2倍・50名となり、1定点医療機関当たりの患者数は10.0人(速報値)で注意報レベルに達し、患者数が30.0人以上になると警報レベルとなる。
インフルエンザの注意報レベルに達したのは、2019(平成31)年12月を最後に、2020(令和2)年も2021(令和3)年もゼロで、新型コロナウイルス感染症が流行してからインフルエンザは流行していない。
インフルエンザ患者の年齢層は、7歳未満の乳幼児が28.0%、7歳以上〜15歳未満の児童が34.0%、15歳以上が38.0%と、各年齢層で幅広く発生している。
つばや鼻汁に含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスがついた物を触った手で口や鼻に触れると、粘膜などを通じて感染するとして、基礎疾患を持つ人や高齢者・乳幼児は重症化する場合があるため、注意が必要だ。
インフルエンザワクチン接種や手洗い・マスク・適度な湿度の保持・室内の換気、十分な休養と栄養摂取を日頃から心がけ、改めて基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。