小樽観光協会(西條文雪会長)主催の小樽高校生フォトコンテスト2022で、小樽未来創造高校2年の西村咲玖弥さんの作品「北運河の歴史を感じる道」がグランプリに選ばれ、1月13日(金)13:30から小樽経済センター(稲穂2)4階会議室で、受賞者6名のうち3名とともに表彰式が行われた。
西條会長は、「皆さんの写真が、小樽観光協会HPやポストカードになり拡散される。その写真を見て、ぜひ小樽に行ってみたいと思ってもらえればと思う。小樽の観光に関して今後も協力してもらいたい」と話した。
今年で3年目となった同フォトコンテストは、「未来につなぐ小樽レトロ」をテーマに、小樽在住または通学している高校生を対象に募集したところ、61名から89点が集まった。
作品に込めた未来につなげたいメッセージも審査の対象とし、小樽の魅力や応募者の思いが伝わるものを審査ポイントに、グランプリ1点・準グランプリ3点・審査員奨励賞2点の入賞作品が選ばれた。
小樽観光協会おもてなし推進委員会・髙田寧子委員長が講評を述べ、「グランプリ作品に関しては、埋め立て前の運河が残る北運河が撮影され海風が感じられる。まさに未来に伝えたい小樽の運河の一枚」と高く評価した。
グランプリを受賞した西村さんは、「2021(令和3)年に初応募して準グランプリを受賞している。今年はグランプリを受賞でき、ほっとしている。受賞した作品は10枚応募した中の1枚で、選ばれると思っていなかったもの。来年は、高校最後となるので応募したい。北運河は気にっている場所で、カメラマンの母が構図を決めてくれたり撮影に出かけている」と話した。
準グランプリを受賞した小樽明峰高校3年の畑澤匠さんは、モノクロでいつまでも記憶に残る様な光景を撮影した「商店街」で受賞。同校写真部で、1年生の時にも応募してグランプリを受賞している実力の持ち主。
フォトコンに出そうと思って撮影した写真ではなく、歩いていた時に目に焼きつきカメラに収めた。またフォトコンがあると聞き応募したという。「写真とは関係のない業種に就職するが、これからは趣味で撮影を楽しみ、フォトコンにも応募してみたい」と話した。
入賞作品6点はポストカードにして、観光案内状やホテル・みやげもの屋、企業などにも配布する予定。例年、高校生の小樽への思いが詰まっていると評判が良いという。