小樽市役所(花園2・迫俊哉市長)に今年も恒例のしめ縄飾りが、仕事納めの12月28日(水)、正面玄関に設置された。巨大しめ飾りは、財団法人おたる自然の村公社の好意により製作したもので、正月が近いことを来庁者に知らせた。
同社のしめ飾り講師が、長年この取り組みを続けており、現在は、二杉寿志さんが受け継いで、全長170㎝ほどもある巨大なしめ飾りを2日間かけて制作。二杉さんは、今年10月13日(火)の勤労女性センターを皮切りに、26日(月)まで余市・札幌や小樽市内18件で指導し、リピーターも多い。
巨大なしめ飾りの設置に気づいた来庁者は、師走の慌ただしさの中、来年こそは良い年になればと期待を寄せていた。
今年は、シンプルで北海道の特徴としてのスゲを使用し、しめ飾りの文化を絶やさないようにと願った。
二杉さんは、「しめ飾りは、もともと年神さまを呼ぶためのもので、小樽市に年神様が訪れることで、皆さんにも良いことがあればとの思いを込めて製作した。北海道の文化を広く伝えたい」と話し、飾り付けを任された市の職員は、脚立に登って設置を無事に終わらせ、ほっとした表情を見せていた。
同しめ飾りは、1月6日(金)の夕方までに外され、7日(土)どんど焼きで焼かれる。
◎2022(令和4)年〜2023(令和5)年小樽市関連施設の年末年始休業日(外部)
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