小樽の青少年健全育成や非行防止 功労者顕彰式

 小樽市(迫俊哉市長)は、町会等において永年にわたり青少年の健全育成や非行防止に貢献した個人10名を決定し、11月22日(火)11:00から市役所(花園2)3階第2委員室で功労者顕彰式を行った。

 

 1991(平成3)年度から、同市における青少年の育成活動に貢献している指導者、および他の青少年活動の模範となる青少年やその団体を顕彰して、今回で32回目となる。

 

 今年度は、青少年の健全育成指導に顕著な功績があった2名と青少年の善導等に顕著な功績があった小樽市青少年センターの8名を顕彰。これまでと合わせ368名の個人と33団体が表彰されている。

 

 堀口雅行小樽市総連合町会会長、城治子小樽地区保護司会会長、勝俣望洋台町会会長、中新光南町会会長が見守る中、顕彰者9名が出席し、迫市長から表彰状が手渡された。

 

 迫市長は、「青少年が、安全に健やかに成長することは共通の願いではあるが、昨今では、青少年が関わる痛ましい事件・事故が頻繁に報道され、青少年を取り巻く環境は大きな問題を抱えている。

 

 市としても学校・家庭・地域・各団体の関係機関と連携を深め、青少年の健全育成の取り組みを一層進めて参りたい」と述べた。

 

 堀口会長は、「皆さんが実践された活動は、地道な活動で、毎日毎日、地域の子どもたちに寄り添い、見守る温かい眼差しだと思う。この眼差しは、愛情と信頼、さらに何事にもかえられない。子どもたちの未来を信じ、活動する力こそが、最も重要と感じている。

 

 師資相承(ししそうしょう)は、先生指導者の教えは代々引き継いでいくの意味。青少年の健全育成活動こそが地域の重要な活動で、まさに師資相承の理念で日々活動している」と述べた。

 

 受賞者の新光南町会の増子勇さんは、2007(平成19)年から福祉厚生部や文化体育部に在籍し、現在までの15年間、樽神輿やクリスマス会等の行事に参加し、子どもの育成に尽力してきた。

 

 増子さんは、「今年度の青少年を取り巻く環境を考えると、まだまだすべきことがあると考える。この度の受賞を機に、私たち一同は、微力ではあるが、経験を活かし気持ちも新たに、地域の牽引役となって、より一層心豊かに逞しく生きる力を持って、青少年育成に取り組みたい」と謝辞を述べた。

 

 10年以上青少年の健全育成指導に顕著な功績

 望洋台町会 白井幹夫氏

 新光南町会 増子勇氏

 10年以上青少年の善導指導に顕著な功績

 小樽市青少年センター

 荒木万津氏・中野良一氏・佐々木孝昭氏・阿部隆一氏

 谷田部昌臣氏・黒澤滋氏・荒木博昭氏・星康子氏

 

 ◎小樽市青少年育成功労者及び優良青少年顕彰(外部)

 ◎関連記事