小樽市総連合町会(堀口雅行会長)は、札幌学院大学「まちおこし研究会」の学生が講師を務めるスマホ教室in小樽の町内会実行委員会(松代弘之実行委員長)を、11月12日(土)13:30から総合福祉センター(富岡1)4階研修室で開いた。
小樽市ふるさとまちづくり協働事業の採択を受け、高齢者にスマートフォンを通じて、対話できるスキルを身につけてもらおうとスマホ教室を実施している。
スマートフォンは、電話機能に加えて写真や動画の撮影、LINEなどSNSアプリを活用して、簡単・迅速に情報の伝達や共有ができ、町内会員同士の連絡にも活用が期待されることから、操作方法を丁寧に教わることができるスマホ教室は、昨年から市内町内会で開催され、参加した会員からの評判が良かった。
そこで、総連合町会が主催して、各町内会の代表が参加して体験後、各町内会での開催ができるよう、同大1年生〜4年生9名が講師となり、町内会役員ら18名が参加して開かれた。
開催に先立ち、堀口会長は、「昨年からスマホ教室が実施され、総連合町会でもその機会を持ち、各町内会全体にも広げたい。若いスタッフや後継者との情報伝達を、スマホを使うと利便性がある。ぜひ若い人たちに教えてもらいながら、各町内会でもやってみてもらいたい」と話した。
小樽市の防災メールと小樽市社会福祉協議会情報アプリ「たるCAN」を登録し、ホーム画面に追加することも行われた。
参加者には、メルカリの登録の仕方を覚えたい人・メールを削除したい人・QRコードが何か気になっている人など、それぞれにスマートフォンの悩みを抱えていた。
スマホ教室3回目参加の同大1年の渡邊光平さんは、ライン写真と動画の送り方とスタンプの送り方などを説明し、「意外と教えることが少なく、皆さん使いこなしている。説明になるべくカタカナを使わないようにして、一から分かるように伝えるように心掛けている」と話した。
迫俊哉市長も見学に訪れ、学生と町会役員がワンツーマンで説明を受けている様子を見て、感心した様子だった。
長和町会(600世帯)の鈴木四郎会長は、「秋にスマホ教室を開催したかったが、感染者が増えている状況で、来春にでもできれば」と話した。
学生の中には、伝えたことを忘れても大丈夫な様に、メモした紙を渡す配慮もみられた。スマートフォンを使って2年目の女性は、「問題が解決できて良かった」と笑顔がこぼれた。
松代代表は、「スマホ教室は、今後小樽の若者も巻き込もうと、高校生ボランティアにも協力を求めていきたい」と話した。
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