小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)では、セイコーマート小樽長橋店のパート従業員・熊井志保さん(57)が、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、11月2日(水)15:00から同店駐車場で感謝状の贈呈式を行った。
本間署長から感謝状が手渡され、北海道警友会の白井登小樽支部長からも感謝状が贈られた。
10月5日(水)15:30頃、高齢の男性客が電子マネーカード購入のため店を訪れ、対応した熊井さんは購入目的を質問したところ、「パソコンの修理をしたい」と答えていたが、4万円か6万円と金額があやふやで、先方に電話したというが、日本語の上手い外国人と話しているから大丈夫だと言われ、これはおかしいと詐欺を疑った。
最上正和店長に伝えて警察署に連絡し、他の従業員と世間話で時間を稼ぎ、警察官が来るまで店内で待たせ、被害を未然に防ぐことができた。
熊井さんは、「コンビニに勤めて1年となるが、初めてのこと。これからも目を光らせて、皆さんの役に立てるよう頑張る」と話していた。
最上店長は、「他の店にいたところ携帯に連絡が入り、警察に連絡したが、警察が来るまでの時間稼ぎで、“グーグルのメンテナンスで時間がかかる”と待ってもらうなど対応した」と話し、まさに従業員らの連携プレイが、今回の被害防止に繋がった。
本間署長は、「適切にお客さんに声をかけて特殊詐欺の被害を防止でき、本当にありがたい。引き続き協力をお願いしたい」と感謝した。
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