小樽市消防団(阿部芳郎団長)は、9月4日(日)9:00から、小樽公園運動場(花園5)で、2022(令和4)年度小樽市消防団秋季合同訓練を実施した。
2017(平成29)年度から実施されている同訓練は、消防の使命達成のため、日頃の訓練の成果を遺憾なく発揮し、旺盛な消防精神と規律厳正な諸訓練を広く市民に示し、併せて消防思想の普及を図り、多発する災害に備え大規模災害を想定し、市内消防団18分団205名が参加。
参加者全員が入場分列行進を行い、総監の迫俊哉市長をはじめ、副総監の小山秀昭副市長ら来賓が観閲した。
第1・9・10・11分団と第12・13・14・15分団の2回に分け、指揮者以下4名1組で行う基本消防操法の小型ポンプ操法を実施し、消防活動において基本となる放水技術を習得するための操法を披露した。
消防団員の規律正しい行動を習熟され、消防諸般の要求に適応させるために基礎をつくる部隊訓練では、第8・17・18分団が日頃の練習成果を発揮した。
最後の演習は、多発する大規模自然災害を想定し、第1〜8分団と16分団が参加して総合訓練が行われ、消防団を中心とした地域防災力の充実強化を図るため行われた。
今回は、自然災害及び建物火災・地震による災害を想定し、進路妨害している倒木や金属片に見立てたものをチェンソーで切断し、瓦礫を撤去して下敷きとなった要救助者を救出。
建物火災が発生し、消防団9分団合同で小型ポンプ車を使用した放水訓練を実施し、6つのホースから一斉に放水し消火にあたった。
火災が発生した場合、現場には地域の消防団員も同時にかけつけ、消防本部と連携し放水や警戒等の活動を実施している。
土田和豊消防長は、「消防団は常備消防と一致団結し、技術の錬磨と向上を図り、市民にとって安全で安心なまちづくりを目指すため、さらなる精進をお願いする」と述べた。
阿部消防団長は、「隊員は早朝から訓練に参加し、日頃の成果を十二分に発揮し、その活動は力強く誇りに思う。
今後も隊員一丸となって、小樽市民の皆さんから信頼され、頼りにされる消防団になるべく日頃の訓練に励み、今後ますます複雑化多様化する災害に適切に対処できる知識と技術の習得に努めていただきたい」と訓示を述べた。
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