ボランティア団体「本との出会いを創る会」(安達久美子代表)は、市立小樽図書館(花園2・鈴木浩一館長)に新刊図書31冊(50,021円相当)を寄贈し、8月30日(火)11:15から同館2階視聴覚室で、安達代表らメンバー7名が出席し贈呈式を行った。
2022(令和4)年6月1日に結成され、人形劇サークルぐうちょきぱあやおたる子ども劇場のメンバーら12名が、小樽の子どもたちが多くの本と出会い、読書の楽しさを伝えるために同館と協力し、子ども読書活動の推進を図ることを目的としているボランティア団体。
6月25日(土)・26日(日)に、新宮商行銭函工場で開催されたもくもくマーケットで、同会の趣旨や目的、同館の子ども読書活動の様子を紹介したパネルを掲示し、リサイクルブックバザールを開催。
同館に寄贈があった本2,500冊を1冊100円で販売。購入者244名による64,300円の売上となり、今回の寄贈本購入費に充てた。
安達代表は、「どれだけの人が来てくれるか不安だったが、多くの人に買い上げられ感謝している。眠っている本が新しい読者に渡り、そのお金で新しい本を購入できた。それを見届けられとても嬉しい」と話した。
鈴木館長は、「子どもたちにもっと本に触れる機会を増やしたいが、予算には限りがある。同館には年間4,000冊の寄贈があり、古本市を開催しているが、それを有料で販売し子どもたちへ本を購入してもらった。今後は取り組みをもっと広め、本の読み聞かせの研修会や作家を呼べるような企画もしたい」と話した。
同館児童チーム(司書)が、紙芝居も含めて31冊を選び、本日から特設コーナーで貸出を開始している。
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