3年ぶりに開催されるおたる潮まつりが開幕3日前のとなる7月19日(火)、16:00から小樽市観光物産プラザ(色内2)の前庭で、おたる潮太鼓保存会(木村文彦会長)若潮隊(園児〜小学生)が総練習の様子を公開した。
同会は、1967(昭和42)年に、第1回おたる潮まつりの開催を機に結成。おたる潮太鼓は、日本海の荒波に小樽っ子の心意気を叩き上げたもので、18歳以上を親潮隊・中高校生をハマナス隊とし、今回練習した若潮隊は3歳から12歳で構成されている。
今年の若潮隊は3歳〜小学6年生の男女64名で、仙福昭雄隊長の指導の下、小樽市教育委員会で5日間練習を重ね今日を迎えた。
公開に先立ち、木村会長が、「今日と明日の総練習、皆さん頑張ってください」と激励。
子どもたちは、揃いの半纏に白い短パンと足袋、男子はねじり鉢巻き、女子は髪を結い手作りの髪飾りをつけて、本番さながらの出で立ちで参加した。
仙福隊長は、「今年のチームは4・5歳が多く、6年生3名・5年生12名。市民を元気にしたい」と話し、2年間のハンディが見え隠れするものの練習に熱が入る。
小さな子どもたちは樽太鼓を担当し、小さな手で紅白のバチを持ち、一生懸命にリズムを取りながら叩く姿に、大きな拍手が贈られた。学年が上がるにつれ、締め太鼓・大太鼓を担当し、3つの音色が運河周辺に響き渡り、まつりが近いことを知らせた。
齋藤穂乃さん(小5)は、「小学校1年生から始めた。太鼓は大好き。緊張をほぐしながら間違えのないよう頑張りたい」と話した。
後半には雨が降り出し練習は終了。20日(水)も16:00から同じ場所で総練習を予定している。
若潮隊は、初日の潮ふれこみ・2日目の潮ねりこみ、最終日はステージで打演を予定している。
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