小樽住吉神社例大祭 3年ぶりの露店と神輿渡御

 

 

 小樽市内三大祭りを締めくくる小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2・星野昭雄宮司)の例大祭が、7月14日(木)〜16日(土)の日程で行われ、神社周辺は、3年ぶりに露店が軒を連ねた祭りらしい光景で、連日大勢の人々で賑わった。

 

 本祭の15日(金)は、3年ぶりに祭りのクライマックス神輿渡御が、百貫神輿を四神神輿に変更して行われ、全国各地から担ぎ手約150名が集まった。

 

 19:00、神社境内では発御式が行われ、星野宮司から宮鍵の佐々木真司さんに拍子木が、宮鍵から宮頭の神輿協力会北海男塾・打越潤さんに拍子木が授与された。

 

 同塾和魂會の新村康之さんの発声で「木遣歌」が響き、宮頭の打越さんの一本締めを合図に、一斉に神輿が担がれ宮出しが行われた。

 

 同神社氏子青年会(会員60名)の湊光行会長は、「各神輿会が正常に担げない中、3年ぶりに集まってもらった。担ぎ手は、アルコール消毒・検温・抗体検査を実施しての参加で、感染防止対策を徹底した。神輿は通常ルートで21:00頃に戻る予定」と話した。

 

 同青年会メンバーの誘導で、露店に群がる人々をかき分けるように神輿が進み、耳元で「セイヤ!セイヤ!」の掛け声が響き、神輿が左右に揺れた。

 

 提灯に囲まれた鳥居前で一旦休憩を挟み、威勢の良い掛け声で再び前進して横断歩道を渡り、沿道には見物客が大勢集まり、神社周辺は混雑が続いた。

 

 手水舎では、今年4回目(7/13〜22)の花手水が祭りを盛り上げていた。

 

 最終日の16日(土)は、8:00から本隊渡御・第2分隊渡御を実施し、16:00から還御祭を予定している。

 

 ◎小樽総鎮守住吉神社公式サイト(外部)

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