小樽稲荷神社例大祭 3年ぶりに露店出店

 規模を縮小して小樽稲荷神社(末広町38・木村文彦宮司)の例大祭(手宮まつり)が、6月10日(金)〜12日(日)の3日間で開催され、3年ぶりに露店も再開された。

 

 十間通りの旅所設置や特設ステージのカラオケ・餅まき・神輿渡御などは、昨年に続き中止とした。

 

 神社鳥居から社殿までの境内には、のぼり旗がずらりと並べられ、社殿前には松明を灯し、祭りの到来を告げていた。

 

 初日の10日(金)は、10:00から小樽手宮保育所子のこども神輿が行われ、18:00から同神社社殿で、伊藤保夫令和4年度祭典委員長をはじめ、責任役員ら20名ほどが参列して宵宮祭が行われ、木村宮司が祝詞を挙げた後、松前神楽奉納が行われた。

 

 会場となる十間通りを通行止めにして、3年ぶりに約50点ほどの露店が軒を連ね、初日から祭りを楽しむ子どもから大人までが行き交い、祭りらしい光景に包まれた。

 

 露店を仕切る人は、「店舗ごとのスペースを確保し、片側だけに店を並べた場所もあり、店舗数を減らして対応した」と話している。

 

 18:30からは、小田商店前でおたる潮太鼓保存会による打演が行われ、祭り客が取り囲み迫力ある打演に見入っていた。

 

 11日(土)9:00から神社社殿で例大祭を執り行い、11:00〜15:30に車による神輿渡御を実施。一部徒歩での移動もある。渡御終了後は20:00まで、小田商店前で奉安された神輿が参拝できる。

 

 祭りに出かける小さな子どもを連れた家族は、「子どもたちは、まつりの記憶がないので手宮まつりを楽しみにしていた」と話した。

 

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