動画プロデューサー・山下智博氏 小樽ふれあい観光大使に

 小樽ふれあい大使運営協議会(西條文雪会長)は、新たに、日中間で活躍する小樽出身のネット動画プロデューサー・山下智博氏(株式会社ぬるぬるCCO)を、ふれあい観光大使に選考し、6月10日(金)13:30から西條産業株式会社(有幌町2)社長室で、認定証授与式を行った。

 

 山下氏は、1985(昭和60)年10月29日に札幌で生まれ、2歳から小樽潮陵高校卒業まで小樽に在住。大阪芸術大学に進学し、2012(平成24)年に中国上海市に移住。2013(平成25)年から中国で土着文化を紹介する動画を投稿を始め、これまで中国の各ブラットフォームのフォロアー合計数が650万人を超え、再生回数は12億回にのぼる。

 

 2019(令和元)年にビリビリ動画10周年特別賞を受賞。8名のうち外国人での受賞は山下さんだけという快挙となった。2020(令和2)年に日本に戻り、現在、東京を拠点に、中国向けバラエティ番組の制作や日本コンテンツの中国進出のサポ—トなどを行う。2020(令和2)年日中友好協会青年大使に就任している。

 

 西條会長は、初対面の同氏に硝子製認定証を手渡し、「小樽をより多くの人にPRする、影響力のある人だと同協議会で認められた。新しい小樽を学び、いろいろな人にPRしてもらいたい」と期待を寄せた。

 

 山下氏は、「訪日外国人の受け入れが再開し、いよいよインバウンドが戻ると機運が高まる中で、中国では日本のことが好きな人たちが動画を見てくれていて、彼らにせっかくの機会なので小樽に来てもらいたい。

 

 これまでサービスを提供する動画を配信してきたが、これだけでは血の通ったコミュニケーションができないと思い、この観光大使の認定を機に、今後は小樽にもっと住み込んで勉強し、動画を撮るだけではなく、観光協会や小さい頃を良く知る同年代の青年会議所メンバーと交流し、地域に根差した地域に優しい大使になりたい。

 

 観光の課題の宿泊数を伸ばすには、どんなアクティビティがあれば宿泊できるか、小樽の人たちとコミュニケーションを深め、まちづくりに関われるインフルエンサーだったりプロデューサーでありたい」と述べた。

 

 現在、実家も小樽にあり、18歳まで住んだ小樽の思い出も沢山あるという、山下氏に今後の期待が集まる。

 

 小樽ふれあい観光大使の認定は、2006(平成18)年から始まり、現在、山下氏を含め46名(3年毎に確認)。2021(平成3)年は、東京小樽会の成田芳生会長・ピアニストの平間さと子氏・落語家林家とんでん平氏が認定されている。

 

 ◎小樽ふれあい観光大使 Official Web Site(外部)