北海道コンテンポラリーダンス普及委員会主催・市立小樽美術館共催の舞踏フェスティバル2024プレ・パフォーマンス「BUTOH DNA」が、5月21日(土)18:00から同美術館(色内1)で開催され、事前予約の30名が舞踏の世界を堪能した。
出演は、小樽を拠点に舞踏活動集団「極北会」を主宰する田仲ハル氏と、イタリアを拠点に、アジア・南米・北米など世界で活躍中の北方舞踏派・竹之内淳志氏。
今回、竹之内氏が3年ぶりに来日し、40年前に小樽で舞踏の盃を交わし、兄弟と言われた2人の競演が同館で実現。小宮広子氏と吉田成道氏が独特な音楽を奏で、森嶋拓氏が照明を担当。
同館1階ロビーから田仲氏のソロがスタートし、田仲氏と竹之内氏が交互に踊り、階段を使用するなど2人がパフォーマンスを展開。
前庭では竹之内氏がソロで踊り、田仲氏と合流して同館通路をゆっくりと進み研修室へ。
研修室では、小樽在住の阿部典英氏の作品が2人のパフォーマンスと溶け合い、観客は時を忘れて舞踏の世界に引き込まれ、ショー終了後は大きな拍手を贈った。
田仲氏は、「40年前からの盟友で、息は合っていて身体の信頼関係もできていた。昨日の札幌の公演とは違うパフォーマンスで、身体をすべて酷使してやり切った」と話した。
写真家のCicacoさんは、「期待以上に素晴らしかった。存在感がすごく、今ままで見た中で一番感動した。対等な2人の競演だったので迫力もあった」と話した。
◎北海道舞踏フェスティバル2024プレパフォーマンス「BUTOH DNA」 (外部)
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