レールカーニバル実行委員会(清水道代理事長)では、ゴールデンウイークに合わせて、5月2日(月)を除く4月30日(土)〜5月5日(木)に、旧手宮線でトロッコ運行を実施している。
コロナ対策として事前予約を取り、密を防止する新北海道スタイルを実行し、感染対策を強化。
今年は、旧幌内鉄道が全線開通して140年の記念の年となり、4台の足漕ぎ軌道自転車(トロッコ)に「140年記念のヘッドマーク」を装着して運行。
初日の30日は好天で、215名の乗車があり、乗客は桜や花壇の花々を愛でながら、旧手宮線を楽しみ鉄道の歴史に触れていた。
2日目の5月1日は、日中の気温が10℃前後と肌寒い日となり、午後から雨が降り出すあいにくの空模様となったが、トロッコ4台がフル稼働。
売店には、記念シールを貼った新倉屋のどら焼きや、旧手宮線で拾い集めた松ぼっくりで作った額(500円)も販売。
運行を支える潮陵高校すけっと同好会や桜陽高校生徒会部の他、市職員等がボランティアとして協力。
同好会の田中聖悟さん(1年)は、「ボランティア活動も初めてで、トロッコに乗ったのも初めて。5日間のうち4日間協力する予定で、車両を消毒したり、出発前の注意事項を伝える係を担当し、思ったよりも楽しかった。安全に乗車する部分を詳しく伝えた。また参加したい」と話した。
空きがあれば、通りかかった家族連れや興味津々の観光客も乗車でき、中央通りから道道小樽港稲穂線までの片道450mを往復。
清水理事長は、「旧幌内鉄道140年の歴史と鉄道遺産を、皆さんに知ってもらいたい。ぜひ乗ってみてください」と話した。
レールカーニバルinおたる
5月3日(火)・4日(水)・5日(木)10:00〜16:00(最終受付15:20)
乗車料金:小学生以上500円・小学生未満無料
予約:0134-61-7777(受付時間9:30~17:00)
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