2022(令和4)年3月13日(日)開催の第19回おたる案内人2級検定試験に、未来創造高校流通マネジメント科と情報会計マネジメント科の学生18名が合格。第14回マイスター試験には、札幌在住の沢田美樹さんが合格を果たし、51人目のマイスターが誕生した。
4月26日(火)15:30から同校で、合格した生徒17名が認定証を持参して集まって記念撮影を行った。
同校では、昨年から2年生が観光一般の教科で小樽観光について学び、その一環で、同2級を57名全員が挑戦し18名が合格。
そのうち8名は70点以上で合格し、講習のみで1級がもらえる権利を得た。担当の川村雅人教諭も生徒の努力の成果に目を細めた。昨年は71名が挑み、12名が合格している。
1級取得の権利を得た竹内寧音さんは、「講習に参加して1級がほしい。秋頃から17回分の過去問をずっと頑張った。変わったところもあって過去問が役に立たないこともあり、覚えるのが大変だったが、先生のまとめプリントがなかったら受からなかったかもしれない」と話した。
同権利を得た大友玲奈さんも、「小樽を知らない人へ教えてあげたい」と話し、公共施設が無料入館できるため、合格者同士で水族館へ行く計画中だという。
同学科では、小樽の歴史をテーマにしたかるたを作り、市内の幼稚園・保育園・小中学校への配布を予定。コロナの状況を見て、日本人向けに堺町通りで実施した歴史的建造物等の案内や小学生の案内人ジュニアの手伝い、クルーズ船寄港時の案内の手伝いなど、機会があれば実施する予定。
札幌在住の沢田美樹さんが、今回のおたる案内人最資格のマイスターにただ1人合格し、同日市長を表敬訪問した。(写真提供:広報広聴課)
札幌でボランティアガイドをしていた時に、「小樽のおすすめはどこか」などと良く聞かれ、答えるために勉強したのが始まりで、2017(平成29)年に2級、2018(平成30)年に1級合格し、ボランティアガイドの人たちと触れ合ううちに、同ボランティアガイドに入会し、これまでも活動に参加している。
沢田さんは、「文章のまとめ方が下手なので、例題を作ってイメージが膨らむよう練習した」と話し、「コロナ禍でガイドをする機会も減ったが、チャンスがあれば案内する回数を増やし、ガイドとしてもっと成長したい。小樽は大好きなまちで、知れば知るほど興味深く、新しい発見がある」と話した。
同2級検定試験には、これまでの最年少タイ記録となる前川琳太朗君が合格を果たしている。
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