2022年度小樽海上観光船運航開始 市民無料体験乗船

 

 

 小樽海上観光船の今季の運航開始の4月23日(土)に、事前予約していた市民の無料体験乗船が実施された。

 

 悪天候のため、当初予定の祝津往復便やオタモイ周遊便を小樽港内周遊に変更して、11:00と12:00の2便を無料運航し、コロナ対策で定員を半数し各40名が乗船した。

 

 11:00の便には、同観光船を運航する株式会社小樽観光振興公社の西條文雪代表取締役をはじめ、初代小樽コンシェルジュとして初仕事となる山本奏美さんと髙橋彩華さんが、市民とともにあおばとに乗船し港内から景色を楽しんだ。

 

 前日よりも10℃も低い気温とあいにくの強風の中、ほどんどの乗客はデッキに出ることもなく、船内から遊覧を満喫した。

 

 冷たい潮風が吹くデッキに出るとカモメが近づき、餌を与えると次第に集まり、羽を広げて餌を獲る姿は迫力があり、歓声が上がった。

 

 初めて乗船したかいと君とたいら君兄弟は、カモメの餌あげに夢中になり、母親は、「子どもたちはとても楽しみにしてた。コースが変更になり少しがっかりしていたが、船に乗るととても喜んでいた」と話した。

 

 乗務員から、防波堤についてや船から見える建物、4月20日から小樽港厩町岸壁を定係地とした水産庁漁業取締船「白竜」(総トン数1,296t)の説明を受け、市民は40分ほどの港内乗船を楽しんだ。

 

 12:00からも、オタモイ周遊コースを小樽港内コースに変更し市民40人が乗船した。

 

 今シーズン(〜10月16日)の運航が始まり、平日15:00出発限定で、小樽港第3ふ頭から祝津港に寄らずに赤岩へ直行して戻る45分間のコースの赤岩航路が新設され、特別企画のサンセットクルーズ(5月3〜5日・6〜8月の土日祝日)や、小樽の有名食事処の料理(3種類)が選べる屋形船かいよう貸切満喫プラン(最少4名)などがある。

 

 ◎小樽海上観光船(外部)

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