北海道電力株式会社(札幌市中央区・佐藤佳孝取締役社長)は、10月11日(火)、「石狩湾新港発電所の建設計画について」 を発表し、HPにその概要を掲載した。
これによると、小樽市の石狩湾新港西地区に、総出力160万kwのLNG(液化天然ガス)火力発電所(コンバインドサイクル発電)を建設するとしている。今後、環境影響評価法および電気事業法に基づく環境アセスメント手続き等を進め出力50万kw級の初号機の工事着工は、2015(平成27)年度を予定しており、運転開始は、2018(平成30)年代前半を目途にしている。
燃料の供給は、石狩湾新港中央地区(石狩市)にある北海道ガス(株)の石狩LNG基地を拡張し、パイプラインで結んで対応する。このため、北電は、「また、本日、北海道ガス株式会社(本社:札幌市、社長:大槻博、以下、「北海道ガス」)との間で、現在、北海道ガスが石狩湾新港地区において建設を進めているLNG輸入基地(以下、「石狩LNG基地」)の共同利用に関する基本合意書を締結した」ことも合わせて発表した。
小樽市が大規模な火力発電所の建設場所に選ばれたのは、「電源の分散化が図られ、電力の大消費地に近く、港湾等のインフラが整備されているなどの観点から」としている。
総工費3,000億超と言われる「石狩湾新港発電所」の建設が、小樽市で本決まりになったことで、税収の増加や雇用創出などで、今後の小樽市にとっても多大な影響が見込まれることになった。
◎石狩湾新港発電所の建設計画について
◎石狩湾新港発電所建設計画の概要
◎石狩LNG基地の共同利用に関する基本合意について
◎ほくでんHP
◎北ガスHP