小樽市消防署(浪岡郁夫署長)は、2022(令和4)年春の火災予防運動(4/20〜30)の開始に先立ち、19日(火)16:30から、北しりべし広域クリーンセンター(桃内2)が火災と想定し、北後志消防組合余市消防署と合同火災防御訓練を実施した。
火災予防に対する市民の意識啓発を図るとともに、同クリーンセンターとの連携体制の確立及び北海道広域消防相互応援協定に基づき、同余市消防署との合同訓練で相互の連携強化を図ることを目的とした。
参加人員は、小樽消防署30名・小樽市消防団第17分団3名・余市消防署6名・北しりべし広域クリーンセンター自衛消防隊8名の合計47名。参加車両は、指揮車・はしご車・水槽車・化学車vポンプ車・救急車など合計10台。
同センター1階リサイクル側機械選別室から出火を想定し、自衛消防隊による初期消火、119番通報、職員及び関係者の避難誘導を実施した。
消防隊到着後は、建物内1階から要救助者1名を救出して救急車で搬送。4階と5階の屋上に避難した要救助者2名を、ブーム付多目的消防ポンプ自動車MVFとはしご車でそれぞれ救出。余市消防署水槽隊と小樽市消防団が参加し、9口から一斉放水を実施。
浪岡署長は、「明日から始まる春の火災予防運動の一環として実施し、同クリーンセンターと消防隊の連携訓練を目的に実施し、迅速的確な連携行動がとれていたと思う。
今後、このような大規模な事業所においては、特に連携が大切で、今回は余市消防署から水槽隊が参加。今後も密接な連携を基に、万全な防火体制を築いていきたい。
これから山火事も含めて火災が発生することが多くなり、家の周りには燃えやすいものを置かないように注意してもらいたい」と講評を述べ、注意を促した。
市内の火災発生件数は、3月末現在で4件。2月には2名が焼死している。
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