小樽写真研究会の「堂堂展 vol.20 」が、9月20日(火)〜25日(日)10:00〜19:00、都通り商店街のギャラリー白方2F(稲穂2)で開かれている。
堂堂展の名は、「上手いも下手も抜きにして、初心者もプロもどうどうと・・・」という意味が込められている。小樽写真研究会は、現在11名の会員で、月1度例会を開いている。今回は、9名の作品を展示している。
企画展「Deep」は、今回で6回目。花園だったり、奥沢だったりと、変わりつつある小樽の町を残そうと写真に収めている。今回は、富岡町と緑町。人々の生活の今をそれぞれの視点で撮影している。普段通り過ぎてしまう光景を、上手く捉えている。カラフルな壁の写真を並べたり、年輪に注目したもの。木というものは、こんなに芸術的であったのかと気付かされる。
「風に吹かれて小樽、町の記憶1982年8月1日」は、当時の小樽をモノクロ写真で展示。見覚えのある光景に懐かしさを感じる。浅賀正生さんは、愛犬が7月に亡くなり、思い出の写真を展示している。飼い主にしか撮れない優しい犬の表情。桜の季節に、愛犬が窓から外を眺めている様子を写した一枚。飼い主から見た愛犬のほのぼのとした日常を捉えていている。浅賀さんは、日常歩いていて、写真的な考えをしてしまうそうだ。モノクロ写真は自分で現像し、写した光景をすみずみまでプリントした写真が並ぶ。
作者それぞれに個性豊かな写真が並び、ギャラリー白方の心地良い雰囲気の中で写真鑑賞ができる写真展となっている。
小樽市望洋台の須藤洋子さんは、「ギャラリー白方が好きな場所なので、楽しみに出かけてきた。期待通りの写真展で満足できた。9月29日に17年間住んだ小樽を去ることになり、良い思い出になった。ひとりの個性だけでなく、グループ展でみんなの個性が出ていて良かった」と話していた。
今回展示している佐藤正行さんと澤田千香子さん、そして、鳴海介さんが写真展を下記で開催する。
「Photo Art Collection 2011 3SS」10月1日(土)〜8日(土)13:00〜23:00
CAI02[raum2/raum3] 札幌市中央区大通西5丁目8 昭和ビル地下2階(地下鉄大通駅1番出口直結・ビルの奥階段を下降)