小樽市(迫俊哉市長)では、3月15日(火)11:30から、市役所(花園2)別館3階第1委員会室で、2021(令和3)年度小樽市優良技能者表彰を行い、市長から受賞者1人ずつに表彰盾が贈られた。
今年度の受賞者は、電気技術者・板金工・塗装工・美容業など様々な職種から、女性1名を含む10名が選ばれた。
1975(昭和50)年度から、市内の中小企業等に勤務し、勤務成績が優秀で卓越した技能を有し、技能水準の向上に努めるなど他の模範になる技能者を表彰。今年度で47回目を迎え、昨年度までに518名の技能者を表彰している。
審査委員長を務める小樽地方技能尊重運動推進協議会の濱本進会長は、審査報告の中で、「1月14日(金)に6名の審査員が出席して審査会を開き、小樽市中小企業振興条例施行規則第24条の規定に基づき10名を決定。長年研鑚を積んだ優秀な人材。更なる活躍を期待する」と述べた。
迫市長は、「地域経済の活性化に力添えを頂いている皆さんの活躍は、本市の誇りであり財産。市制100年を迎え、港町として栄えてきた歴史ある町であり、繁栄の中で培われた職人の皆さんの技術は、現在まで地元企業に脈々と受け継がれている。
弛まぬ努力が次世代に継承されるためにも、持続可能な地域経済の発展を目指してまいりたい」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して、石油機器整備などの仕事に長年取り組んでいる、株式会社池上商店の池上晃平会長は、「伝統ある職人のまち・小樽において、技能の継承・発展のため、この栄誉を契機に今後さらなる技能の向上と、若い技能者の育成に力を注ぎ、地域産業の発展に寄与すべく最善を尽くす所存です」と謝辞を述べた。
◎関連記事