SAFY(SPORTS ART FAMILY・本田琢磨代表)では、3月13日(日)15:00から小樽にある北照高校(最上2)体育館で、北海道ろう者サッカー協会とフットサル交流会を開き、ミニ手話講習やレクレーション、フットサルゲームをチームに分かれて楽しんだ。
同協会との交流を通じて、運動やフットサルの楽しさを知り、ろう者とのコミュニケーションから、見ることや伝えることを学んだ。
木村亮太技術委員長をはじめ同協会員3名と、同スクールから年長と低学年・フットサルクラス生9名、これまでも同スクールのボランティアとして参加している同校女子サッカー部11名(1・2年)が参加。杉本扶美枝さんが手話通訳を務めた。
はじめに、同協会・木村さんが講師となって手話講座を行い、拍手・ありがとう・オーケー・赤・青・黄色の手話を覚えた。
次に、声出し禁止のルールを決めて耳栓を付け、ボールを使っておにごっこでコミュニケーションを図った。
引率の兄弟や父母、女子サッカー部の顧問も交え、5つのグループに分かれ、耳栓をして声を出さず、手話や身振り手振りを使い、フットサルゲームを行った。
ゲームは白熱した展開を見せ、参加者は心地よい汗をかいていた。
米澤友翔君(小3)は、「初めて耳栓をして、聞こえない感じを体験できて勉強になった。拍手の手話などを覚えて楽しかった」と話した。
藤島心菜さん(高2)は、「子どもたちやろう者サッカー協会の人たちと、フットサルゲームをしたり、めったにできない経験ができて楽しかった。
手話も覚え、どこかでろう者に会ってもコミュニケーションが取れそう。もっと知りたい人は、勉強したりする人もいると思う。また参加したい」と話していた。
木村さんは、「コロナ禍が続く中、本田さんのお陰で開催でき交流できた。手話を覚えもらい、ゲームの中で使ってくれて良かった」と話した。
小樽出身でプロフットサルプレイヤーとして活躍した本田氏が代表を務めるSAFY(サフィ・SPORTS ART FAMILY)は、遊びから学ぶをビジョンとし、余市町や小樽市内の幼稚園に通う年長児〜小学1・2年生を対象に、コミュニケーションを取りながら、子どもたちの成長を共にサポートするコーディネーションキッズスクールを週1回のペースで開講。
似鳥美術館(色内1)地下1階アールヌーボー・アール・デコグラスギャラリーを会場に、美術体験しながら違った遊び方を楽しんだり、小樽市総合体育館でYOSAKOI(よさこい)も体験するなど、様々な企画を展開している。
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