小樽再生フォーラム紹介とタルトマルシェ 市立図書館

 市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)では、本の貸出だけではなく、様々な取り組みを行い、市民にもっと図書館を利用してもらおうと展示にも力を入れている。

 

 今回は、同館2階ギャラリーで小樽再生フォーラム活動展を3月2日(水)から開催。同フォーラム通信「こみゅにけいしょん」のバックナンバーなどの資料を展示し、活動について紹介している。31日(木)まで。

 

 同フォーラム(篠崎恒夫代表)は、1985(昭和60)年10月に、小樽のまちづくりの再生を願い会員約30名で設立。機関誌として「こみゅにけいしょん」を、1986(昭和61)年4月20日に発行。2020(令和3)年9月で第30号が発行され、小樽市の景観保護などに取り組む市民団体として活動を続けている。

 

 運河の街並みや景観の保存を推進するため、身近にある小樽の古い建物が歴史的遺産としてまちを支えていることに気づき、将来の小樽を担う子どもたちに郷土への愛着の気持ちを豊かに持ってもらいたい趣旨のもと、小中学生を対象とした「親と子のスケッチ会」を開催している。

 

 また、同館1階貸出カウンター前に、おたるとしょかんの「た・る・と」から作った造語を使い、「タルトマルシェ」をスタート。伊藤佳織司書のアイディアで、日常生活を送る上で、誰にでもできるプラスになることが書かれた実用書を、手にとって読みやすく、もう一冊借りようと促す効果に繋がるように展示。

 

 育てる・学ぶ・働く・暮らす・楽しむ・整える・向き合うの7つをテーマに、楽しむではおやつを作ったり食事を愉しんだり、整えるでは身体や気持ちを整えられる本など、それぞれにちなんだ本を紹介している。

 

 伊藤司書は、「見やすく気軽に取りやすい所に本を並べ、ぜひ活用してもらいたい」と呼び掛けている。

 

 ◎市立小樽図書館(外部)

 ◎小樽市アーティストバンク〜小樽再生フォーラム(外部)

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