第58回写真道展巡回展が、8月10日(水)〜14日(日)10:00〜17:00(最終日は16:00まで)、市立小樽美術館(色内1−9−5)1階市民ギャラリーで開かれている。主催は北海道写真協会。入賞、入選作品249点を展示している。
この写真道展は、道内における写真コンテストの中で一番レベルの高い写真コンテストと言われている。5,189点の応募で、インクジェット作品は、銀塩作品を上回り、全体の62.8%を占め、今後も増加傾向にある。
小室博子さん(第1部・自由)、紙谷重行さん(第2部・観光・産業)、中神由美子さん(第3部・ネイチャーフォト)の作品が大臣賞に輝き、各1席作品3点の中から第2部の紙谷さんの「夜の大橋の工場群」が大賞を受賞した。
学生写真道展も同時に展示され、応募総数835点の中から入賞・入選作品59点を展示。
最高賞の「北海道知事賞」には、北海高校2年生の秋山紗希さんの「夏の思い出」が選ばれた。市内写真道展審査会員及び会友の作品8点も展示。
小樽市内在住者での上位入賞及び入選者数
第1部 自由 3席入賞 1名、入選 11名
第2部 観光産業 3席入賞 1名、入選 3名
第3部 ネイチャーフォト 2席入賞 1名、入選 1名
学生写真道展 入選 1名
道写協小樽支部(川原静雄支部長)の会員で会友の高橋明さん(70)は、2月に小樽のふる川前にて撮影した「俄雪」が展示されている。道展には15回ほど入選し、昨年より会友になった。小室博子さんの「宙に舞う」が印象的。
道写協小樽支部会員の嵯峨秋雄さん(69)は、1部と2部に入選した。1部の「青春」は、 洞爺湖マラソンの時のもので、2部入選の「石垣の街」は、おたる潮まつりの日、小樽運河でちょうど観光船が通りかかったので写したもの。
会場作りをした会員は「素晴らしい写真ばかりなので、是非、見に来て下さい。」と呼びかけている。
次の開催地は、旭川デザインギャラリーで、8月23日から28日まで。
これらの作品を載せた「2011年第58回写真道展作品集」(定価3,000円)が、道新小樽支社で販売中。写真好きには、価値のある一冊となっている。