春告魚とも言われるニシン(鰊)の群来が、2月27日(日)10:00頃、小樽市の塩谷海岸で確認された。
塩谷トンネル手前に広がる文庫歌(ぶんがた)海岸のサーファーが波乗りを楽しむ場所に、広範囲に渡り乳白色に染まる様子が確認できた。気づいた人々は、高台に車を止め、それぞれ写真に収めていた。
群来とは、ニシンの大群が産卵のために押し寄せ、放精により海の色が乳白色になる現象で、ここ10年以上毎年確認されている。
昨年は4月になってからも、祝津の豊井浜海岸で遅い群来が確認された。
2013(平成25)年には、塩谷から忍路海岸に渡る広範囲に確認され、現在は無くなった国道5号線が海岸通りだった頃、濃厚な白い泡がクリーム状の波となって押し寄せる様子を捉えている。
今年の群来は、2月12日(土)に小樽市銭函海岸で確認され、26日(土)には余市町白岩町でも確認されており、ニシンの豊漁に期待が集まる。