ボランティア市民団体の小樽つむぎの会(真栄1・木村雪子事務局長)は、フェイスタオルで作ったタオル帽子100個を、小樽市立病院(若松1)に寄贈し、12月22日(水)9:30から市役所(花園2)2階市長応接室で贈呈式を行った。
木村事務局長と水野美登利さんが出席して、ひと針ひと針思いを込めて作ったタオル帽子を迫俊哉市長に手渡した。
迫市長は、「毎年続けていただき、感謝している。皆さんの思いや趣旨も込めて、渡したいと思う」と話した。
木村さんが岩手ホスピスの会から教わったもので、1人でコツコツと始めたボランティアに共感した人が集まり、今では7名の会員が、それぞれ役立ててもらいたい思いで、闘病中で髪の毛が抜けてしまった患者さんらに使用してもらいたいと製作に励んでいる。
小樽の鳥・アオバトがオリーブを咥えた絵とつむぎの会と書かれたタグをつけ、フェイスタオル1枚から出来ていて、吸収性に優れ、通気性や肌触りも良く、子どもから大人まで幅広いサイズと豊富な柄を用意。
最近では、入院患者だけでなく、通院患者にも対応した綿ニットの素材の帽子も製作し、デザイン性にも優れている。
木村さんは、「59歳の時に趣味を持とうと帽子づくりを学んだ。ある人から母の着物が捨てることができないと聞き、その着物で帽子を作ったところ、とても喜ばれた。
そこから、岩手のホスピスの会からタオル帽子を教わった。気持ちがなえている時、帽子を被って元気になってもらいたい。誰かを素敵な気持ちにしたいとの思いを込めて、ワクワクしながら製作している」と話した。
水野さんは、「木村さん1人で10年以上活動され、そのことを新聞で知り協力したいと思った。タオルを使いコツコツと役立ててほしい思いで製作し、良い評価をいただきありがたく思う」と話した。
佐々木真一事務部長は、「今年4月に、地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、地域の患者さんを受け入れている。心に寄り添った活動をするつむぎの会の皆さんは、とてもありがたい」と感謝した。
同病院のほか、小樽協会病院・小樽済生会病院・小樽掖済会病院にも50個ずつ寄贈している。
また、同会では一緒に製作できる仲間を募集し、希望者には1個500円で販売している。
問合せ:090-2876-9177 小樽つむぎの会・木村雪子事務局代表
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