合同会社Portaru(緑3・歌原大悟代表)は、地域住民や若者・旅人に心地良い居場所を提供する、4階建て大型コミュニティ施設「Tug-B(タグビー)」を、花園3丁目に開設し、12月1日(水)シェアハウスをオープンした。
ひとつの建物に、カフェバー・ゲストハウス・シェアハウスの機能が集結した施設で、小樽商大生をはじめとする若者の居場所を作ることで、小樽のまちに新しい活気、地域連携プロジェクトの可能性を提供するために誕生。
2020(令和2)年4月に設立された小樽商大生ベンチャーである同社が運営主体で、商大生レンタルの企画、大学のボランティアカリキュラムと連携して事業を行ってきた。小樽と商大を繋いで新しい価値を生み出すことをミッションに掲げ、現在17名で活動。
建物所有の株式会社大人(五十嵐慎一郎代表)は、空間プロデュース業務やウェディング事業、地域活性化のイベントの企画運営等を行い、Portaruと業務提携をしている。
遊ぶ・泊まる・暮らす・生み出す・様々な関わりができる複合施設で、商大生の学外の居場所でありながら、地域社会に開かれた交流拠点を目指し、人が集まるベースキャンプとして、様々なプロジェクトが生まれる中心となる。
オ—プンを祝い、16:00〜22:00は入退場自由で、みんなが集う1階ではUNOや卓球を楽しみ、飲食スペースでキャンプ飯の提供、2階のゲストハウスでこだわりのコーヒー試飲会、夜はTug-Barと称し、バルのような活気あふれる交流の場を創出したイベントを開催。
3階のシェアハウスは女子専用1部屋(4人用)を含む6部屋があり、最大15名まで入居でき、現在、歌原代表と他1名が入居中で、4階はプロジェクトを運営する・何かを立ち上げた人の事務所など、何かを生み出すことに使用してもらいたいと使用方法を検討中だとし、歌原代表の案内で内覧会ツアーが行われた。
歌原代表は、「Tug-B(タグビー)の由来は、船を引っ張るタグボートからきていて、ここに来た人を少しでも面白い方向へ引っ張ってあげたい。コミュニティの拠点として、いろいろな人が集まる場所・出会いの場所となり、生活がもっと面白くなるよう期待できる場所にしたい」と説明した。
内覧会に参加した同大学2年の男子学生は、「ホテルともアパートとも違い、想像以上のものだった。今小樽で下宿しているが、人と話すことが好きなので、住んでみたいと思った」と話した。
シェアハウスオープン後は入居者を募集しながら、団体やサークルが使うイベントスペースにしたり、ジャズのライブハウスなどの利用も考えており、地域の町内会のイベントも自然とここに集まり、商大生レンタルの活用場所になればと期待を寄せた。
カフェとゲストハウスは来春オープンを目指している。