英検2級合格 小樽菁園中・長谷川兄妹大健闘

 小樽市立菁園中学校(花園5・宮澤知校長)2年生の長谷川朝陽さんとこのはさん兄妹は、2021(令和3)年第2回英語検定試験2級に揃って合格。

 

 英検2級レベルは、実用的な英語能力の入り口に位置し、海外旅行のために最低限度身につけておきたいレベルで、同校でも2年生の合格者は珍しいと大健闘を称えた。

 

 双子の長谷川兄妹は、小学4年生から自宅でオンライン英会話を始め、現在もほぼ毎日勉学に励み、英検対策講座も受講するなど、合格に向け努力をしてきた。

 

 2人はともに小学生で3級、中学1年で準2級に合格。着々とレベルを上げてきた。

 

 歴史好きだという朝陽さんに対して、このはさんは、教科の中で一番英語が好きという訳ではないが、2人ともこつこつと英会話に取り組み、10月上旬の1次試験(筆記)に合格。11月上旬の2次試験(面接)では、入るところから出るところまですべて英語での会話のため、共に不安に思っていたという。

 

 朝陽さんは、「中学生で合格したかったので、1度で合格できて良かった。他の人ができないことができ誇りに思う。急いではいないが、高校生になってから準1級に合格し、単語力を上げたい。高校入試の時の履歴書に書け、短期でも良いが海外留学にも行きたい。授業では養った感覚で話せるようになりたい」と話し、このはさんは、「努力が見える形になり良かった。とても嬉しい。できれば中学生のうちに準1級に合格し、英語をもっと勉強するためにも留学したい」と、今回の合格を喜び、次の目標を定めて2級の活用法を語った。

 

 英語担当の石山春花教諭は、「2人の合格は心からすごいと思う。授業も真面目に受け、2級に受かったからといっておごりもない。継続は難しいが力になったのだと思う。少し頑張れば準1級も取れると思う。そのためにできることを協力したい」とエールを贈った。

 

 ◎公益財団法人日本英語検定協会(外部)