小樽市建設部建設事業室維持課は、2021(令和3)年度第2回除雪懇談会を、対象地域を7つに分け、11月8日(月)〜11日(木)に市役所(花園2)3階第2委員会室で実施。9日(火)は、稲穂・山手・花園など市内54町会から21名と受託業者が参加して行われた。
今年度も1日(月)に除雪対策本部を立ち上げ、5日(金)にステーション会議を実施し、降雪前に準備を整えた。
担当者から、市内をこれまで同様7地域に分け、見通し確保のため、バス路線や主要な通学路等の対象交差点を新たに3カ所拡大し、観光に配慮した除排雪を強化するとの説明があった。
今年度予算は15憶9,210万円。除排雪経費8憶4,350万円とロードヒーティング経費2憶8,350万円で7割を占める。
雪を融かすロードヒーティングは、電気料金高騰等により除雪費を圧迫しているため、設置面積約70,500㎡のうち稼働面積約55,600㎡とし、約14,900㎡は砂散布による代替で対応するとした。
部分停止試行箇所は、昨年度の19ヵ所に加え、新たに15か所を試行するとして、市民から不安の声も多い。
機械による砂散布を約67km延長し、砂箱設置個所は663ヵ所、砂まきボランティアも11月から登録が開始された。
車道除雪計画路線は516km、歩道除雪計画路線は11km、排雪計画路線は270km。路線区分の詳細な場所は、市のHPや建設事業室維持課・建設部庶務課・各除雪ステーションでも閲覧できる。貸出ダンプ制度は昨年度と変更なし。
除雪後に残った玄関や車庫前の雪の処理は各家庭で行うよう協力を求めているが、参加者からは「置き雪は新雪の除雪に限り、路面整正の置き雪は大変なので、小型ロータリーを出動させてもらえないか」と検討を求め、市は「置き雪は皆さんの負担となっていると認識にしている。置き雪を軽減できる方法を検討していきたい」と回答した。
また、除雪が入る時に通知してもらえないかとの質問に、「除排雪の入ることをお知らせしていない。通勤通学前に入ることを条件としている」と回答。
この他、除雪の雪を押し込む「空き地」の情報提供を募り、砂まきボランティア及び春先の道路清掃に協力を呼び掛け、1時間ほどで終了。その後、個別で相談に応じていた。
10日(水)10:00からは、長橋・幸・オタモイ・新道の12町会、14:00から東小樽の2町会、11日(木)10:00から朝里の7町会、14:00から奥沢・南小樽の20町会を対象に予定している。場所はいずれも市役所別館3階第2委員会室。
なお、除排雪計画説明会を、26日(金)14:30から同会場で予定し、市道・国道・道道・札樽自動車道及び後志自動車道の除排雪計画等に関する説明を行う。
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