Zoomキャリア教育特別授業 小樽潮見台中

 小樽市立潮見台中学校(潮見台1・加藤俊明校長)では、10月25日(月)13:35から、関西外語大学の中嶋洋一特任教授によるキャリア教育特別授業をZoomで開き、全校生徒150名が聴講した。

 

 学校教育には、確かな学力や豊かな人間性、健康や体力など生きる力の育成が求められ、キャリア教育には、ひとりひとりの社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを目的としている。

 

 英語授業実践学と英語科教科教育法専門の中嶋特任教授は、道徳も専門としているため、今回後志では初となる、キャリア教育特別授業を依頼。コロナ禍のため、各教室のネット環境でZoomを使いオンライン授業を実施。

 

 はじめに、今後さらに導入が進むAI(人口知能)のスピーカー・スマート農業・自動運転自動車などと、これまでの生活の変化についてビデオを鑑賞。

 

 AIの時代でも、IQや学力・記憶力の他に、思いやりややり抜く力・協調性・自制心・社交性・勤勉性・意欲・信頼など、人間らしい力を身に着けることの必要性について述べた。

 

 トルコ人が乗った船エルトゥールル号が和歌山県で座礁し518名が亡くなり、地元の人々の救助により69名が助かった。日本人がイランから脱出できない状況時には、トルコ航空機が日本人を救出したエルトゥールル号の恩返しの話にも触れ、AIの発達した時代でも必要となる生き方について、マイナス思考のリバーピープルではなく、プラス思考のゴールピープルになるために、地球市民の方程式A(アクション)=M(ミッション使命感)×V(ビジョン見通し)×P(パッション情熱・夢)について説明。目指すものは成功や完成ではなく、とことん良いものにしようと思う気持ちやこだわりや自分が納得できる状態だと話した。

 

 最後に、ダンスパフォーマーの上野隆博さんの成功までの道のりを紹介し、「人生には沢山のチャンスがあり、トライしてチャレンジし、人と比べるためではなく、人の役に立つために、自分が好きになれる時でもある」と締めくくった。