第72回小樽市文化祭が市立小樽美術館(色内1)を会場に、10月14日(木)から書道展がスタートし、20日(水)からは和紙ちぎり絵展が始まった。
しゅんこう和紙ちぎり絵認定講師の白鳥照子さんが講師を務める、「にじの会」の生涯学習プラザレピオと銭函教室の初心者からベテランまでの生徒と同講師14名の110点を展示。華やかな雰囲気で来館者の目を楽しませている。
作品はどれも和紙の柔らかな風合いが感じられ、四季折々の自然や動植物を題材に、しゅんこう和紙を取り寄せてちぎるなどして絵を描き、一見絵画のような見事な作品が並んでいる。
世界遺産白川郷の冬景色や華やかなバラなど、同じ画題であっても背景などに工夫を凝らし、作る人の個性が作品に表れ、見比べるのも楽しみのひとつだという。
来年の干支トラを題材にしたものもあり、コロナが少しでも静まるよう、招福の文字に願いが込められている。
15年前の開講から銭函教室に通う女性は、「ちぎり絵をしていると、時間を忘れ夢中になれて楽しい」と話した。
白鳥講師は90歳となり、今年を最後の展示会と決め、「良いところでけりをつけなければならないと思う。ちぎり絵を始めて30年、生徒に刺激をもらい頑張ってきた」と振り返った。
令和3年度第72回小樽市文化祭和紙ちぎり絵展
10月20日(水)〜24日)日)10:00〜17:00
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー・入場無料
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