9月26日(日)の小樽は爽やかな秋晴れとなり、シンボル的存在の天狗山(標高532.4m)では、新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言の中、感染対策を徹底し密を避けた時間を過ごそうと、家族連れが訪れていた。
ロープウエイや自家用車、ハイキングで訪れるなど、様々な方法で山頂に集まり、北海道の短い秋を満喫していた。
ロ—プウエイチケット購入者には、18日(土)から新登場した、山頂のスキー資料館をはじめ、屋上展望台など8カ所に掲示してある問題を解く、謎解きゲーム用シートが、山麓ロ—プウエイ窓口で配布された。正解者の中から抽選で、ロープウエイ優待券や天狗山オリジナルグッズが当たる。
中央バス観光開発株式会社天狗山観光事業部では、「家族連れなどに人気があり、楽しそうに問題に挑戦している姿があった。夏期営業期間(11月3日)まで実施する予定で、冬期間は内容を変更して実施したい」と話した。
つむじ風の化身・天狗童子を生み出し、かつての天狗山スキー場のポスターや絵葉書などを手掛けたイラストレーターのたかたのりこさんの作品を、山頂レストハウス内にある天狗山ギャラリーで展示(10月31日まで)し、一部販売も行っている。
地元や近郊の作家が山頂で出店するTENGUUテラスマーケットは、TENGUUカフェとにじゅうまるカフェが出店し、本日の最終日を飾っていた。
ススキが風に揺れ、秋の景色に包まれている森林内をボブスレータイプのそりで楽しむ、全長400mの天狗山スライダーは、順番を待つ列ができるほど人気となっていた。
1周を30分で歩ける散策路には、16種類18本の木にQRコード付きの樹名板が設置され、散策を楽しみながら、樹木の名前や特徴などを知ることができる。
北海道三大夜景と言われる夜景に加え、木々のライトアップを実施して、ロマンチックな夜を演出している。
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