第22回おぼん万灯会 日時非公表で開催

 運河公園(色内3)に灯篭を灯す夏の風物詩「第22回おぼん万灯会」は、新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年に続き、島隆小樽佛教会会長の浄応寺を会場に、同会僧侶による読経のみの無参詣法要で開催することとした。

 

 例年ならば、同公園に4,000基もの灯篭を並べ、噴水には蓮華灯を流し、大勢の人で賑わう行事となっているが、年中行事の花まつりも中止となった。

 

 市内66ヵ寺が加盟する同会役員で話し合いを行い、「できる限り安心安全に見送ろう」と、公園での開催を取りやめ、浄応寺の本堂で灯篭にロウソクを灯さず、各寺院ごとに奉安箱にまとめて祭壇に飾り僧侶約20名が読経。灯篭の売上の一部を、小樽市新型コロナウイルス等感染症対策資金基金に寄付するとした。

 

 灯篭は、お盆のお参りの際に各寺院で1個500円(税込)で販売している。

 

 同会広報担当の松尾香和さん(無量寿寺)は、「コロナ禍のため、大勢の人を集めることはできないが、形は違っても皆さんの気持ちを強く受け止め、心を込めてお参りをさせていただきたい」と話している。

 

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