小樽市(迫俊哉市長)は、7月29日(木)16:00から市役所(花園2)別館3階第1委員会室で会見を開き、新型コロナウイルスワクチン接種対策本部長の小山秀昭副市長と副本部長の田中宏之保健所所長が出席し、今後のワクチン接種について説明を行なった。
同市は、国から予定していたワクチンが届かず、6月29日(火)に新規予約を停止。60歳以上を対象に、7月1日(木)に、一旦は集団接種のみの予約を再開したが、翌日で予約が埋まり受付を終了していた。
ワクチン供給が不透明な状況となり一切の予約を中止していたが、今回再開の目途がついたとして、30日(金)9:00から、65歳以上の高齢者・全年代の基礎疾患のある人・施設等従事者を対象に、小樽市立病院・協会病院・済生会病院を除く各医療機関での予約受付を再開する。
8月6日(金)9:00からは、60歳〜64歳を対象に、各医療機関とコールセンター、インターネット予約サイトでも予約が再開され、29日(土)から大規模個別接種の予約も、コールセンターとインターネット予約サイトで受付を開始する。
16日(月)から、12歳〜59歳の51,000人を対象に接種券の発送を開始し、20日(金)9:00から、各医療機関・コールセンター・インターネット予約サイトで予約受付を開始する。
8月前半に6箱・後半に8箱・9月前半に7箱・後半に6箱のワクチンの供給を予定しており、現時点では、9月中に接種できるワクチンの枠は約9,000人分(2回分含む)となるため、予約できないこともあり、ワクチンの供給に合わせ、順次接種枠を設けるとした。
当初10月末の接種完了が、職域接種も含めると、11月までに一定程度の接種が終わるよう見込んでいる。
7月中に接種できる人は、すでに1回の接種済みの人・65歳以上や60〜64歳で基礎疾患のある人・高齢者施設等の従事者で7月中に1回目の接種を受ける人。
8月中の接種予定者は、新規予約の65歳以上、60〜64歳の一般人、基礎疾患のある人、高齢者施設等の従事者など6,600人、13,200回分を見込む。
9月以降は、平日についてはサテライト型の接種施設(接種ができる医療機関)の個別接種を中心に、土日は公的病院で1日500人ずつの大規模個別接種を予定。
小山本部長は、「ワクチン接種を心待ちにしている市民には、一時停止し申し訳ない。ワクチンの数を見定め、なるべく円滑に進めたい。59歳以下の人々のすべての枠がないが、予約が取れなくても、順次枠を設ける」と話した。
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