東京オリパラ水際取締強化 小樽税関支署

 函館税関小樽税関支署(長澤覚支署長)では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会における水際の取締りを強化し、監視艇の海上巡回とドローンを用いた検証模様を、7月29日(木)10:30から報道公開した。

 

 8月5日(木)〜8日(日)にかけて、北海道でも競歩とマラソンの競技があり、テロ行為と薬物の密輸等を未然に防止するため、さらなる強化が求められる。

 

 色内ふ頭に停泊している巡視艇かむい(総トン数76トン)に、船舶職員5名と同支署職員2名が乗船し、現在小樽港に停泊中の水産物を運ぶロシア船など外国船4隻について、海上から港内を巡回した。

 

 同署管轄の石狩湾から島牧までを通常実施しているもので、さらに強化して行われた。

 

 勝納ふ頭では、ドローン班3名と不信者役2名の職員も加わり、ドローン取締りへ活用するための検証を公開。

 

 米国やドバイの税関では、すでに調査や監視目的でドローンが活用され、諸外国でドローンを利用した密輸入が起こっており、密輸防止策についても検証が進められている。

 

 税関においても、より効率的でかつ効果的な取締りを確保し、環境変化に柔軟に対応するためにも、ドローンといった先端技術を活用した監視取締りの高度化・効率化について検討。実際にドローンを導入した操作には至っていないが、実証実験はその一環として行われた。同署でも、3月末にドローンを納品し6月末から何度か検証を実施。

 

 長澤支署長は、「来週から北海道でも競技が行われ、函館税関としても取締りを強化し、取組みの一端を見てもらい、皆さんに広く紹介し理解を求める。ふ頭内での不審車両や不審物を見たら、情報提供をお願いしたい」と話した。

 

 ◎函館税関(外部)

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