2年ぶりの小樽日本画協会展が、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで7月25日(日)まで開かれている。
今回で42回目を数える同協会展では、小樽や札幌在住の7名・19点と、本間聖丈氏の遺作2点を展示。
上田入子同会代表が所蔵する、同氏遺作「漁港」と「うら小路からの日銀小樽支店」は、どちらも水墨画で、小樽を描いた作品だ。
他にも小樽運河や祝津海岸などの水墨画が10点あり、墨の濃淡をうまく活用して表現されている。
一方、日本画は独特の色使いが特徴で、上田代表は、自宅2階の窓から見える向いの山のお気に入りの風景に月を描き、初挑戦の夜の風景を表現した。
常に新しいことにチャレンジしている上田代表は、「2年ぶりに開催できた。ほとんど新作ばかりで、この機会に、ぜひ足を運んでいただきたい」と話している。
最終日25日(日)は、同協会会員で道展会員の千葉晃世さんによるワークショップを開催。10:00〜12:00は墨絵、13:00〜15:00は、日本画の美について、千葉さんとお弟子さんが担当する。
第42回小樽日本画協会展
7月21日(水)〜25日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
市立小樽美術館1階市民ギャラリー1 入場無料