コンテストで準グランプリ 樽っ子ギタリスト・津田さん


aitan.jpg ギタリストが愛読する月刊誌「ギターマガジン」が実施したコンテスト「チャンピオンシップ Vol.5」で、小樽出身の津田明宏さん(29)が準グランプリに輝いた。
 今回、準グランプリに輝いた津田さんは、兄の影響を受けて9歳からギターを始め、高校1年生になるとオリジナル楽曲を制作。 YAMAHA主催のバンドコンテストでは2度も全国大会に出場し、2000(平成12)年の大会では奨励賞を受賞。世界的にも評価の高いギタリスト・布袋寅泰氏ともセッションの経験がある。
 現在は、ギタリスト・シンガーソングライター「aitan」として小樽を中心に音楽活動を展開中。小樽市在住のシンガーソングライター・柿本七恵さんのバックバンドでギターを担当している。「毎月雑誌を読んでいるが、今回は、好きなギタリストの一人である竹内朋泰さんが課題曲を作ったので、挑戦してみようと思った」とクリエイティブ部門に応募した。
 コンテストは、プロギタリスト・竹内氏が作った2つの課題曲に対し、ベースとドラムだけの音源にギターのパフォーマンスを入れるクリエイティブ部門と、ギター音をコピーする完コピ部門の2種類。全国から299通の応募があった。
 この中から、課題曲2「Welcom 2 the Flava Playa」で、「ハーフ・トーンをうまく使って素晴らしい。バッキングをうまくもう少し聴かせる感じであれば、グランプリも獲れたかもしれません」との評価を受け、準グランプリに選ばれた。11月13日発売の12号で写真付きで掲載されている。
 津田さんは、「ギタリストならみんな読んでると言ってもよい情報誌のコンテストで、準グランプリに選ばれて嬉しい。中々もらえるものではない。 やってきたことが評価されてすごく嬉しいし、励みになる。僕はテクニックが上手なギタリストではないので、勝負するならギターのタッチだと思って 挑戦した。1音のタッチのインパクトをどう伝えるかを意識した。昔は、プロにならないと多くの人に自分の音を聴いてもらえなかったが、今の時代は、アマチュアでもインターネットで世界の人に聴いてもらえるようになった。小樽にいながら一生懸命良い音楽を作って発信していきたい」と話している。
 My Space「aitan69」
 ギターマガジン