小樽観光名所の小樽運河沿いの道道臨港線に、高さ12mの白亜の“灯台”が出現し、観光客ら道行く人を驚かせている。
小樽観光名所のひとつ堺町通りと道道臨港線を結んだ交差点の角に出現した白亜の“灯台”は、車の往来の激しい幹線道路を見下ろしている。
この“灯台”は、同所(堺町3-7)に本社工場と売店のある、かまぼこ製造販売の株式会社かま栄(佐藤公亮代表取締役社長)が、新しく設置した。
同社は既存の2店舗を1億5千万円をかけ、「かま栄かまぼこプラザ」として大幅にリニューアルした。この際にシンボルとして、白亜の“灯台”を併せて新築し、灯台下に観光客らが旅の疲れを癒せるお休み処として、「灯台茶房 ラ・カンパネラ(鐘)」を、6月25日(金)からオープンする。
12mの高さの白亜の“灯台”には、正確な時を刻む電波時計と温度計が組み込まれ、9:00から18:00までの時報を知らせる。時報では鐘が奏でるメロディーが響き、その後に船の汽笛のボーという音が、時の数だけ鳴り、LEDのイルミネーションが光る仕掛けになっている。
“灯台”下に25日からオープンする「灯台茶房 ラ・カンパネラ(鐘)」は、ソフトクリーム・コーヒー・ビールなどのドリンク類や、かまぼこを使ったサンドイッチ、ソーセージをすり身で巻いたかま栄ドックなどを提供するファーストフード形式の店舗。
同茶房には、店内にパソコンを設置し、無料でインターネットが使い放題で、無線LANも設け、サイバーステーションとしての機能を持たせ、近日中に稼働するという。
観光客がネットに容易にアクセス出来るので、便利が良く、ウォシュレットを完備した1億円のトイレも設置されており、新しい名所としても注目される。
担当者の佐藤元彦取締役本部長は、「灯台には時計や温度計を設置してありますので、記念撮影や待ち合わせ場所に使ってもらえれば本望です。新たな観光資源が提供出来ればと思っています」と話す。
観光名所の真ん中で、“灯台”が光り輝くのももうすぐだ。