小樽市立稲穂小学校6年生55人の作品が、11月10日(水)から26日(金)まで、市立美術館(色内1)の中村善策記念ホールで展示されている。
これは、同校と市立美術館との図画工作授業連携展覧会。
同校では、小樽出身の風景画家・中村善策にちなんだ写生会を昨年からスタート。子供たちは、美術館で中村善策の油絵と下図となった素描を鑑賞し、構図や効果的な配色について学んだ。小樽市内で野外写生を繰り返した中村善策と同様、題材とした運河周辺へ足を運び、小樽の風景の美しさを感じるとともに作品作りに取り組んだ。
55点の作品は、子供たちの様々な視点で描かれている。水彩のトーンが、1組と2組のクラスによって分かれており、見比べると面白い。「美術館での展示効果を意識した仕上がりを目指した」(同館)としている。
子供たちの作品とともに中村善策の作品34点も展示されている。観覧料:一般300円、70歳以上の市内在住者・高校生150円、小中学生無料。
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