国が目標とする高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種の7月末完了に向けて、小樽市では、大型商業施設のウイングベイ小樽(築港11)4階空きスペースを活用し集団接種を始めた。
65歳以上を対象に、6月26日(土)~7月10日(土)の土日5日間で4,050回の1回目接種、7月17日(土)~7月31日(土)の土日5日間で、4,050回の2回目の接種を計画。初日26日は450人に実施した。
16日(水)から、65歳以上の集団接種予約を開始したが、周知不足のためか、23日(水)時点で全体の12%と少なく、29日(月)に予約を開始する60歳~64歳も対象に予約を受け付けるとした。
初日は目立った混乱もなく、450回分のうち予約のあった65歳以上の高齢者340人に、残り110回分は、窓口業務など人と接する機会が多い市職員に接種した。
接種時間の30分前に、消毒と検温を済ませて待機場所に入場し、受付場所に移動後、25人ずつ3つのレーンに分かれて着席し、医師からの問診を受け、看護師がワクチンを接種。その場で15分間経過を観察し、何も問題がなければ帰宅という流れで、集団接種が進んでいった。
接種に訪れた女性は、「かかりつけ医で予約しようとしたところ、8月21日の予約と言われ、遅いと思い集団接種を選んだ」と話した。
接種を終えた男性は、「10分くらい待ったがスムーズに進んだ。かかりつけ医の予約が7月下旬で2回目は8月中旬と言われ、集団接種にした。
かかりつけ医を頼りにしていたががっかりした。娘から接種を止めるように言われたり、報道などを見てどうするか悩んだが、ワクチンを打たないで怖い思いをしないよう接種を選んだ」と話した。
明日27日(日)は、午前に5レーンで750回分、午後に3レーンで300回分を、予約の65歳以上高齢者と施設や保育所職員などに接種するよう手配している。
12歳~59歳には、7月12日(月)から接種券発送、14日(水)から予約開始、15日(木)から接種を開始する。接種希望者への接種を10月末完了を見込んでいる。
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