北海道キリンビバレッジサービス株式会社(本社:札幌市中央区・平井一彦社長)は、市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)に図書8冊・11,680円相当を寄贈し、6月25日(金)14:00から贈呈式を行い、同社の丸山正樹札幌支店長から、鈴木館長に目録が手渡された。
町づくりや市民の生涯学習を応援をしようと、2012(平成28)年4月から、同館正面玄関前に同社の寄付型自動販売機を設置し、清涼飲料水1本につき10円の寄贈事業を始めた。
4月1日~3月31日の1年ごとに集計し、その時々のテーマに沿った図書の購入費に充て、今年で9回目となる。これまでの寄付金総額は263,330円、寄贈した本は188冊に及ぶ。昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、開館日が通常より46日減の248日だったり、館内の滞在時間に制限があるなど、清涼飲料水売上に影響が及んだ。
丸山支店長は、「地域社会の貢献のため、読書の促進や笑顔になれる取り組みを実施している。コロナ禍で、自動販売機の売上に大打撃で、前年比43%の落込みとなったが、9回目の図書寄贈ができたのは、市民の皆さんや職員の皆さんのお陰。今後も継続して図書の寄贈を行い地域に貢献したい」と話した。
鈴木館長は、「9年間に渡り188冊もの本を寄贈していただき感謝している。休館が明けた6月22日(火)には、市民約900人が来館し、図書館は日常に必要な施設と感じた。休憩コーナーをリニューアルしたが、現在、閉鎖が続いている。今後少しずつ平常に戻れればと思う。本を手に、飲み物を飲みながら過ごせるようになれば」と話した。
今回の本のテーマは「暮らし」。毎日を楽しく元気に過ごせるような本を選び、本日より貸出を開始した。
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