小樽稲荷神社(末広町38・木村文彦宮司)の例大祭は、昨年に続き祭典のみを執り行うこととし、6月12日(土)10:00からの例大祭本祭に、感染対策を徹底した上で社殿を開放し、責任役員や伊藤保夫祭典委員長ら祭り関係者約50名が参列した。
木村宮司による祭りの祝詞と疫病退散の祝詞が挙げられ、参列者による玉櫛奉天が行われた。
木村宮司は、「今、生きている人は、過去と未来の狭間を、一生懸命に大切に生きていかなければならない。コロナも今起きていることで、心をひとつにコロナを退散させ、平安に過ごせるよう願う。疫病退散祈願札を玄関に飾り守ってもらいたい。来年こそは、盛大に祭りを実施できれば」と話していた。
その後、小樽潮太鼓保存会の約20名が、境内で迫力ある打演を披露し、参列者は心癒された。
例大祭は、11日(金)宵宮祭と12日(土)本祭の2日間実施され、露店や催しを行う手宮まつり(通称)と神輿渡御は、昨年に続き中止とした。
疫病退散祈願札は3,000枚用意され、12日は社殿で授与、13日(日)以降は社務所まで配布する。
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