小樽水産高校(若竹町9・齋藤隆校長)の実習生29人が、10月29日(金)13:50、ハワイ・ホノルルを目指し、若竹丸(666トン)に乗って小樽港・第2号ふ頭から出港した。
若竹丸(吉野威船長・乗組員25人)に乗船したのは、本科海洋漁業科第2学年漁業コース22人と専攻科漁業科第1学年7名の計29人。
実習は、49日間。航海実習やハワイ北西海域でのマグロ延縄実習を行いながら、11月24日(水)にハワイ・ホノルル港に入港する。ハワイでは、現地の小学生と国際交流を行い、27日(土)に出港し、12月14日(火)に小樽帰港する。
同校は、実習船が停泊する第2号ふ頭で、13:30から出港壮行式を行い、斎藤校長が、「これから49日間のマグロ延縄実習でハワイまで行くわけですが、これまで学んだ成果を十分に発揮するとともに、これから学ぶ体験をしっかり身につけ、知識が知恵となりますよう健闘を願っております」と激励した。
実習生代表の那須健太さん(16)は、「約50日間の乗船で航海実習やマグロ延縄実習に取り組んでいきます。海での実習は常に危険を伴うことを忘れず、小さなことでも指示やルールをしっかり守り協力しあって楽しい乗船実習にしていきます。一回りも二回りも大きくなって帰ってきます」と誓った。
式後、ふ頭に集まった見送りの生徒や父母約500人は、「気をつけてね」、「頑張ってね」と乗船前の実習生たちに優しく言葉をかけていた。中には実習生を胴上げする仲間たちの姿も見られた。
13:50、若竹丸は長笛を響かせてゆっくりと岸から離れた。実習生たちは、見送りの生徒たちから渡された青や黄、紫の紙テープを握り、小樽港からハワイを目指し旅立っていった。